この記事では韓国の伝統菓子”チュアク”をこよなく愛する筆者が、実際に食べたことのあるチュアクだけを紹介します。
新しく食べるたびに情報は追加していきます。
お店情報、価格は変動する可能性があります。味の感想はあくまで筆者の主観なので、どんなお味かは実際に食べてみてくださいね。
目次
주악(チュアク)とは
韓国の伝統菓子を代表する韓菓のひとつ。
現在食べられているチュアクのほとんどが개성주악(開城チュアク)と言われるもので、黄金色でつやつやしたまん丸な姿が特徴です。
生地はもち米を使い、マッコリで発酵させます。
丸く形成したものをたっぷりの油であげ、조청(造清)と呼ばれる水飴やはちみつに生姜とシナモンを入れて作られる蜜にしっかり浸されて出来上がり。
食感が重要なお菓子なので基本的に当日製造、当日販売のお店が多いです。
そのため数量も限られていて、どのお店も売り切れが早い人気メニューとなっています。
もちもちの生地から噛むたびに滲み出る甘い蜜がとても美味しいお菓子です。
ソウルで食べれるチュアク情報
경복궁 생과방(景福宮 生菓房)

景福宮で期間限定で開催される「生菓房」でいただけるチュアク。
一粒2,000ウォン。
ふっくらしっかりサイズ。
生地のカリッと感がしっかりしていて、他のチュアクに比べると油っぽさが少なめの印象。
生姜の香りもほとんどしないので食べやすい。
表面の蜜の層が薄いので蜜少なめに感じますが、噛むとしっかり蜜が出てくるので一口で食べるのがおすすめ。
お持ち帰りはできません。

소울(ソウル) Soul


景福宮の横、西村にあるカフェ”소울(ソウル)”のチュアクは開城、りんご、おこげ(누릉지)の3種類があります。
生菓房のチュアクに比べると少し小さめですが、表面のかりっとさを残しつつ、蜜がしっかり染み込んだジューシーなチュアクです。シナモンの香りはほんのり香るくらい。
開城は2000ウォン、りんごとおこげは2300ウォン。
お店で常時販売していますが、人気のため週末はお昼に売り切れてしまうことも多いです。
売り切れるとインスタでお知らせしてくれるので、行く前にチェックをおすすめします。
소울(ソウル) Soul
住所:서울 종로구 자하문로 50(창성동 98-20)
IG:@so__oul

합(合) Haap

安国の小さなカフェ「合」のチュアク。
他のチュアクに比べると小さめ。
表面のかりっと感は全くなく、蜜がしっかり染み込んだ歯にくっつくくらいもっちもちの生地が特徴。
生姜の香りが強めなので、他のチュアクに比べると甘さ控えめに感じるかも。
かなり小ぶりですが一粒2000ウォンと、他のチュアクに比べても少しお高めの印象。
一つひとつ個包装してあって、お持ち帰りも可能です。
합(合/Haap)
住所:서울 종로구 율곡로 83 아라리오뮤지엄 신관2층
IG:@haap2010

다정도 병인 양(多情も病の様)

北漢山のふもとにある名前が独特な伝統茶屋「다정도 병인 양(多情も病の様)」。
かぼちゃの種と干しナツメで装飾した王道なビジュアル。
ふっくらまるまる、大きさもしっかりしています。
表面もかりっとしていて、噛むたびにもちもちの生地から蜜がしっかり出てくるのも基本に忠実という印象。
生菓房のチュアクに比べると少し重ための印象。
生姜の香りもしますが、強すぎないので甘いお菓子として普通にいただけます。
一粒2,500ウォンと少しいいお値段しますが、お店が遠いので、行ったらしっかり食べて帰りたいチュアクです。
다정도 병인 양(多情も病の様)
住所:서울시 강북구 4.19로 41-1, 2층
IG:@teahouse.dajung.419

담장 옆에 국화꽃 CCOT

仁寺洞の新しい複合施設’アンニョン、仁寺洞’にあるカフェ「담장 옆에 국화꽃(塀横に菊の花) CCOT」の金チュアク。
ここのチュアクは3つあるのですが、その中の一番ベーシックな金チュアクを紹介します。
しっかり大きめサイズで、この中で紹介している中でも大きめのチュアクです。
表面のカリッと感はないですが、生地はもっちもちで食べごたえがあります。
個包装の中で蜜が流れるほど蜜がたっぷり浸してあります。
生姜の香りも弱く甘いですが、重さがないのでぱくぱく食べれてしまいます。
金箔がついているので一番華やかに見えて、個包装になっているので手土産にもおすすめです。
담장 옆에 국화꽃(塀横に菊の花) CCOT
住所:서울시 종로구 인사동길 49 안녕인사동 2F
IG:@ccot_insa
